英検1級単語合格への道(7) ~ 身近なところにひそむ1級レベルの語彙 ~

英検1級のボキャブラリーがカバーする範囲は非常に広範で、高校までに習っていない単語、ビジネスで日常的に英語を使っている方でさえご存じない単語が多数あります。

 

TOEICで900点以上取るなど、確かな英語力をお持ちの方の中にも、1級の語彙数の多さを前に受験をあきらめてしまう方が大勢いらっしゃいます。 

 

でも、絶対にあきらめないでください!
どなたでも英検1級単語を克服し、1級合格へつながる土台を築くことができます。

 

もし、過去の英検1級単語の合格のカギ(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)をまだお読みになっていないのであれば、ぜひご覧になってみてください。まだ試してみたことがない学習方法があるかも知れません。

 

そして、今回は「身近なところに英検1級単語がないか探してみる」という、ちょっと気楽な方法についてご説明したいと思います。

 

身近なもの、例えば、映画のタイトル、お店や商品の名前、街中の看板の英語に目を向けてみましょう。その単語の意味がわからなかったらメモしておき、あとで『英検1級Pass単熟語』などで調べてみてください。
1級単語ではない場合もありますが、このような作業をくり返すことで、語彙そのものにだんだん興味がわいてきて、覚えることに苦痛を感じなくなります。「丸暗記」ではなく、「単語とイメージ」、あるいは「単語と実物」がリンクするので身につきやすいのです。

 

私は自分が受験生の頃は、必ず英検1級Pass単熟語をバッグに入れておき、知らない英単語をすぐにそれで調べるようにしていました。今でも常に電子辞書を携帯しチェックしています。

 

では、「身近な英検1級単語」の一例をご紹介しましょう。(太字が英検1級単語です。)

 

【映画の名前】

  • サロゲート: surrogate (代理人・代理母)
    ロボットが人間のやることを全て代行してくれる社会のお話ですね。
    少々古いですが、Terminator(終わらせる人)、Lethal Weapon (致死兵器) なども1級単語です。

 

【金融機関の名前】

  • ○○コーディアル証券: cordial(心のこもった)
    誠心誠意、こころのこもった対応をしてくれる証券会社である、という意味だそうです。

 

【化粧品の種類】

  • BBクリーム:Blemish Balm Cream (しみ、香りのある軟膏、クリーム)
    肌のしみやくすみを正常な状態に戻す、あるいは保護するための軟膏、クリームという  意味です。
    balmは英検1級単語ではありませんが、lip balm(リップクリーム)という風にも使います。

 

【自動販売機の表示】

  • thirst-quenching drink (のどの渇きを癒してくれる飲み物)
    少々簡単ですが、これも立派な1級単語です。

 

いかがでしたか?
既にご存じの単語ばかりだったかも知れませんが、これをきっかけに、新しい英検1級単語を探してみてください。

 

英検1級単語対策セミナーでも、語源、語呂合わせの覚え方のみならず、できるだけ多くの「身近な英検1級単語」をご紹介するよう努めています。