「知的好奇心を刺激する楽しい授業」

有馬 一郎 英検1級二次試験 2002年

 
「お父さん、合格だよ。おめでとう!」長女の喜びにあふれた声が電話口から聞こえる。忘れもしない平成14年11月28日、職場からの僕の電話に長女が「よかったねー」と答えてくれた。すぐにテソーラスハウスの小林先生に報告した。先生に繰り返しお礼を言ううちに泣きそうになってしまった。
 

充実した楽しい授業

英検準1級合格から13年。永かった。「もう一生合格できないのでは」と何度もくじけそうになったが「もう1回だけ頑張ろう」と1級一次試験にチャレンジし続け、やっと平成13年10月一次試験に受かった。二次は「一次合格者の六割程度が受かる」と甘い気持ちで受け続け、22点、23点そして3回目は20点で不合格。気がつくと「一次免除」のチャンスは残り1回となっていた。   その頃仕事の都合で岡山に単身赴任中だった僕は、二次挑戦2回目に東京の受験会場の外でもらった「テソーラスハウス」のパンフレットを取り出し藁をもつかむ気持ちで電話した。電話に出られたのは小林先生ご本人で、僕の「何故受からないのでしょう?」という質問に、今にして思えば極めて適切なアドバイスをいただいた。翌週東京に一時帰省した際に先生とお話し「この人の言うとおりにすれば必ず受かる」と確信し、平成14年9月から月2回、隔週で土、日2時間ずつ授業を受けた。岡山から月2回通うのは、経済的にはともかく(会社からの帰省手当等があり、賄うことはできた)、肉体的、精神的にはきつかった。 テソーラスハウスの授業には予習、復習が欠かせず、生命保険会社の法人担当として岡山、四国を飛びまわっていた僕には本当につらかった。しかしテソーラスハウスの授業は「知的好奇心を刺激する」という点では本当に充実しており、合格した人は誰もが口にすることだが「授業が楽しくて仕方がなかった」と本当に感じている。
 

合格をつかみとる

「最後のチャンス」と覚悟を決めて受けた二次試験、テソーラスハウスで培った能力、テクニックを駆使し28点で合格することができた。「ギリギリでの合格だ」と感じる方もいらっしゃるかもしれないが、「海外経験なし」「職場、日常で英語を使うことが皆無」の平凡な43歳のサラリーマンの僕には本当に思ってもみない合格であった。
 

英検1級の合格率とは?

1級二次の受験生の合格率とテソーラスハウスの生徒の合格率がさほど変わらないことで、「あまり効果がない」と思われる方もいらっしゃると思うが、それは間違いである。1級合格者の多くが帰国子女、留学経験者、英語を使う仕事をもつ人間で占められている中で、私のように、全くそうではない人々が多くを占めるテソーラスハウスが受験生全体の合格率を上回ることは十分賞賛に値すると思うのだ。「テソーラスハウスなしに僕の合格は100%なかった」と断言できる。小林先生、ネイティブの先生方、そしてクラスメートの皆さん、本当にありがとうございました。