「生き生きとしたスピーチで合格」

齋藤 由紀子 英検1級二次試験 2002年

 
日本英語検定協会から正式な合格証書を受け取った今、合格の実感をかみしめていますが、この合格はテソーラスハウスがなければ得ることができなかったと思っています。   一次さえ合格すれば後は何とかなると軽く考えていたのが大きな間違いでした。一回目の結果は、ギリギリの不合格 A でした。少し慌てた私は他の二次対策学校に通い十分な準備をしたのにもかかわらず二度目の挑戦でまさかの不合格 B を、取ってしまいました。   今後の勉強方法に悩んでいた私は最後の頼みの綱である“厳しくて有名な”テソーラスハウスの門をたたいたのです。
 

苦手な分野をなくす授業

残暑の厳しい中、ネイティブの先生と小林先生のペアによる密度の濃い、緊張感あふれる通常のコースが始まりました。毎週、予め渡されたトピックに関するスピーチの準備をしましたが分野によっては得手、不得手があり情報集めに時間の多くを費やしました。   スピーチを生き生きとしたものにするため、statistic や example は欠かせませんが、苦手な分野ではなかなか思いつきません。そこで大変たすかったのは、小林先生によるブレインストーミング・クラス(8回)でした。通常のコースに沿ったトピックに関する実例やデータを新聞や雑誌等から紹介して下さるこの授業は苦手な分野をなくす効果がありました。また、delivery の仕方や試験官に好印象を与える雰囲気作り等も教わり大変参考になりました。
 

さまざまなトピックを準備

通常のコースとブレインストーミング・クラス両方で扱うトピックは合計で100以上になりましたが、私は大きめの単語カードを用意して、カードの表にトピック、 introduction と、 thesis、裏に body 1 と body 2 の要点を書き、時間のある時にスピーチの練習をしました。又、情報集めとして、Newsweek、Time 誌を購読し、テレビで BBC、CNN、Bloomberg 等をなるべく聴くように努めました。   試験直前になる頃にはどのような分野のトピックでもどうにか2分間でスピーチを作れるようになり、つらかった授業も楽しめるようになりました。本番慣れのため、テソーラスハウスの模擬試験も受けました。本番では授業で行ったことのないトピックを選びましたが、実例を多く準備したおかげで関連する例を取り出すことができ、合格できました。
 

私の心掛けたこと

最後にテソーラスハウスに通っていた時に特に心がけたことを述べたいと思います。 ・どんなにつらくても授業は休まない。 ・それでも休んでしまったら振り替え授業を受ける。 ・先生方を絶対に信頼する。 ・情報のアンテナを張る。 ・明るく自信を持つ。 テソーラスハウスは、私に英検1級合格を与えてくれましたが、同時に同じ目的を持つすばらしい友人を与えてくれました。