「テソーラスでの膨大な練習量が心の支えになっていました」

R.O. (高校2年生)英検1級2021年

はじめに

私は海外在住や留学経験はありませんが、小学五年生の時からユルユルと英語の勉強を始め、いつのまにか英語が好きになり、高1の秋(2020年度第2回試験)に英検一級一次試験に2 回目の挑戦で合格しました。難関とされている一次試験を2回目で突破できたものの、本当の試練はここからでした。
一次試験に合格するとスピーキング力が測られる二次試験が待っています。普段から英語を話すということに慣れていなかった私は、前々から苦手意識を感じていました。一級の二次試験は、「1分で与えられた5つのトピックから1つ選んで内容を考え、2分間スピーチをする」ことが求められ、それは今までとは比べ物にならないくらい高い壁でした。
1回目の二次試験は、準備不足もあり惜しくも不合格。そこから3ヶ月、自分で参考書を買い、ひたすらそれをやり込みながら練習を重ねました。迎えた2回目の二次試験本番の日、私は緊張のしすぎで頭が真っ白になってしまい、スピーチの際ほとんど言葉を発することができず、そのまま試験は終わってしまいました。2回の挫折を味わった私は、オンライン英会話や参考書など様々な 方法を試しましたが、次第にどのように対策したらいいのかわからなくなっていきました。

 

テソーラスハウスとの出会い

3回目の2次試験があと1ヶ月に迫った頃、母がネットで英検一級対策専門校である「テソーラスハウス」を見つけてくれ、John先生の2次試験対策の体験授業を申し込んでくれました。ネイティブ講師とマン ツーマンの授業ということで、自分の英語力に対する不安もありましたが、とても丁寧で楽しいレッスンだったので、すぐに追加でレッスンをお願いしました。
毎回のレッスンでは、試験形式でスピーチとQ&Aを2回行い、それぞれに対してフィードバックを頂きました。2次試験までに5回ほどレッスンを受講して、確実に自分の英語力に自信がつき、迎えた本番でも今までで1番の手応えを感じられました。しかし、結果は素点であと一点及ばず不合格。私のやる気は消滅しかけましたが、なんとかめげずに4回のチャンスのうちの残り一回に賭けて、もう一度テソーラスハウスにお願いすることにしました。 私の課題は、主に①トピックの背景知識を増やす ②タイムマネジメント(2分間ちょうどでスピーチができる様にする) ③3自信を持って話す、でした。これらを克服するために、8月の夏休みから週2日、個人レッスンとグループレッスン(私の曜日だけ参加者が私1人だったので、事実上は個人レッスンになりました)で、集中的に二次試験の対策をしました。
グループレッスンでは、予め配られるトピック内容をリサーチして、次の授業でスピーチを発表することで、背景知識を大幅に増やすことができ、個人レッスンでは即興でスピーチを行う、ということを繰り返し行なうことで次第に2分という時間感覚がつかめるようになりました。毎スピーチの後には、John先生からフィードバックを頂き、スピーチの説得力の欠如、発音の悪い癖、文法的なミスなど、自分では気づきにくい所を的確に指摘していただきました。さらに自宅では、レッスンで指摘されたポイントや学んだ背景知識を踏まえて、もらったトピックの原稿を作成していきました(試験直前までに200題くらい作ってしまいました)。 試験の一ヶ月前からは、登校前と就寝前に時間を作り、「レッスンで行ったトピックをランダムに選んで即興でスピーチをして、録音。→予め自作した原稿を参考にして録音をチェック。→詰まっ たらもう一回。」という流れで1日20~30トピックを復習していました。そんなこんなであっという間に迎えてしまった試験前日。John先生からは、「自信を持って、大きな声で喋れば絶対合格できるよ。」とのお言葉をいただき、最後のレッスンを終えました。

 

迎えた本番

4回目(ラストチャンス)の二次試験当日、受験会場ではずっとソワソワしていましたが、テソーラスでの膨大な練習量が心の支えになっていました。試験が始まり、トピックカードを見ると5つ中3つほどレッスンでやったことのあるトピックがあり、その中で1番自信のあるものを選んでスピーチをしました。その後のQ&Aでも、冷静に自分の意見を伝えられることができました。4 度目の試験結果は・・・合格!(Speech 8, Q&A 8, Grammar 7, Pronunciation 7)

 

さいごに

随分遠回りしたようにも感じられますが、二次試験を通しての失敗や、テソーラスでの学び、自宅でのスピーチ練習はどれも自分の財産になったことには間違いありません。そして、約4ヶ月テソーラスにはお世話になりましたが、毎回の授業が本当に楽しく、一回も苦にならなかったのは、John先生のおかげです。試験前、John先生には「もう君と会うことがないように祈ってるよ!」と言われてしまいましたが (笑)、自分の英語力をさらに向上させるためにも、またテソーラスさんでご指導していただきたいです!
長い間本当にありがとうございました。