「試験本番より過酷なテソーラスハウスの演習」

社会人 50代 A.O. 英検1級 2020年

 

私の場合、最初に、御社の門を叩いのは、2011年4月、まだあの大震災の混乱冷めやらぬ中でした。
この震災の大変な中でも、いろいろな分野で、頑張っている人がたくさんいるのだから、
私も自分のできることを少しでも進めようと思い、当時、「入門」させていただきました。
当時は、準1級に合格したばかりで、かなり背伸びをしての受講でした。

1次合格をしていないのに、2次対策など、おかしいのではと思ったのですが、
小林先生から、「1次、2次同時展開学習」がいい、ということを伺ったものでした。
そのことがずっと頭にありました。
この頃は、1級に対する本気度も、実力も及ばす、一次合格にも至らずでした。
その後、色々な事情で、英検の勉強を離れて、6年が経ちました。

しかし、やはり英検に対する思いがまた湧いてきて、
2018年に再度、準1級から出直しました。
準1級には、2回続けて、ほとんど問題なくクリアできたので、2019年より1級挑戦を再開しました。
しかし、1級は、2回続けてCSEスコアで、1-2点届かず、一次合格できませんでした。
この辺りから、「1次、2次同時展開学習」という小林先生のお言葉を
強く意識して学習したところ、2020-1で、一次通過を果たしました。

そして、この2020年8月は、2次対策にスムーズに入ることができました。
つまりは、これまで、何十本も書いてきた英作文を原則そのままスピーチにすればいい、ということを基本に、
1ヶ月練習しました。ここで「同時展開学習」が活きてきたと思います。
そして、テソーラスハウスでの模擬演習で、経験を踏みました。

若い方、ベテランの方、何度も過去に合格されている方などとの
切磋琢磨は、自分を高める良い機会でした。
正直、この演習の場は、試練です。本番以上に緊張したかもしれません。
なぜなら、他5名(程度)の受講生、小林先生、講師のネイティブと多くの人の前で
スピーチするのは、本番以上に過酷な環境です。
逆に、本番では、二人を相手にスピーチすればいい、と考えると、かなり気が楽になりました。
ここはグループレッスンの大きなメリットです。

また、ここで失敗をたくさんしておけば、その失敗をしないように、
本番で気をつけられる、ということを考えながら取り組みました。
失敗例を自分の中に、溜め込んでおく、というのも1つ戦略だと思います。
本番で同じ失敗はしにくくなりますし、仮に同じ失敗をしても、即座に
挽回できる技が身についているはずです。
私の場合、2次は、一回で通過できました。「同時展開学習」のおかげだと思います。

まだまだ力を高めたいので、少し休んで、2回目合格へ向けて、少しずつ歩み出して行きたいと思っております。

今回のみならず、10年近くに渡り、お世話になり、本当にありがとうございました。