「22点もスコアが伸びた!」

木村 俊彦 英検1級二次試験 2002年

 
英検1級の一次試験に合格し、二次試験の受験となりましたが、イギリスに2年間留学していたこと、渡英前に英検1級の二次試験を3回受験しており、3回目は1点差での不合格であったことから、「今回は、特に何もしなくても合格できるだろう」と考えていました。受験結果は、17点。予想外の結果に呆然としました。不合格が判明してからすぐにテソーラスハウスへ入学しました。「二次対策ならテソーラスハウス」と以前に友人から聞いていたので、入学を決めることにためらいはありませんでした。また、入学前に小林先生といろいろと話をして、「合格するには、ただ英語で話をするだけではダメなんだな」ということを痛感したのも入学を決めた理由です。
 

充実した講義

授業の内容は、大変ハードでした。授業の中で最低1つのスピーチをすることになっており、毎週10〜12のスピーチトピックについて自分なりのアイデアを前もって考えておく必要がありました。また、授業のはじめに、時事問題についてネイティブの先生とディスカッションする時間があり、そのための予備知識も頭の中にインプットしておく必要がありました。従って、スピーチの準備とニュース番組の視聴、英字新聞の社説を読む等でアッという間に1週間が経っていきました。自分なりにいろいろと話す内容を考えて毎週スピーチを準備したのですが、「内容が平凡で、個性がない」「話す時の姿勢がよくない」等の厳しいご指摘をよくいただいていました。ようやく、それなりにスピーチが誉められるようになったのは本当に最後の最後でした。
 

22点もスコアが伸びた!

試験当日は控え教室にテソーラスハウスの仲間が4人もいました。短い時間でしたが、会話を交わすことでずいぶんとリラックスできたのは事実です。試験教室には、テソーラスハウスで教えられた通り、元気よく挨拶して入っていきました。その結果、出だしの簡単な会話、スピーチ、質疑応答とスムーズに流れ、試験は終わりました。試験官が2人とも終始ニコニコしていたので、「もしかしたら合格したかもしれない」と思いました。結果通知を見て、驚きました。合格していたのはもちろん嬉しかったのですが、本当に驚いたのは、合格した点数でした。各パート10点満点中9点、アティチュードも3点満点中3点(ちなみに今までは1点以上取ったことがありませんでした)。前回の試験からわずか3ヶ月で22点もスコアが伸びたのです。
 

時事問題を強化できた

小林先生、ネイティブの先生ともに時事問題に詳しく、例えば、最新の自殺の主な原因、遺伝子組み替え食品などに関する知識等が豊富で、スピーチを作成する上で、大変参考になりました。また、生徒のスピーチの問題点をズバリ指摘してくれました。欠点を指摘されるのは、誰でも決して気持ちがいいことではありませんが、スコアアップへ必要不可欠なことだと思います。よいスコアで合格できたのは、欠点を一つ一つ潰していけたからだ、と今は感じます。また、他の人のスピーチ、それに対する先生の講評も参考になりました。
 

最後に…

短い期間でしたが、本当にお世話になりました。テソーラスハウスに通ったこの3ヶ月、大変充実した期間を過ごすことができました。英検1級に合格したことも嬉しいのですが、スピーチの練習をしたおかげで、他人の前でプレゼンテーションをすることが苦でなくなりました。また、時事問題にも詳しくなりました。最後になりますが、小林先生、アーイェー先生をはじめとするネイティブの先生方、本当にどうもありがとうございました。