「12年ぶりの栄冠」

伊藤隆康 国連英検特A級 2020年

国連英検特A級の二次試験対策としてテソーラスハウスに通い、二次試験を一発合格することができました。

(一次試験は二回目でパス)。

この試験を振り返り、以下に記したいと思います。

自分でどう対策していくか

二次試験は国際情勢、国連に関する深い質問に的確に回答しなければいけません。要するに知識がないと話になりません。私が受験した2019年12月の時点では、香港デモ、米中貿易戦争、環境問題(グレタさん)等、様々な話題があり、日本語、英語両面で一般的な知識の拡充に努めました。その際、重要なのは国連や、日本政府がそれらに対し、どのように対応しているのかを併せて調べることです。私は決して国際知識が豊富だったわけではなく、新聞やネットでできる限りの情報を集めました。これは一次試験後、1週間程度で解答(英作文は除く)が国連HPに発表されるので、英作文の予想点を加味し受かったかも知れないと想定しその時点から準備していきました。

テソーラスハウスでの活用方法

テソーラスハウスの特A級直前対策コースに参加しました。

二次対策を専門に行っている語学学校は他にはありませんし、ネイティブの先生はこのコースのスペシャリストで様々な角度から模擬質問をしてくれます。私はこれ以外にプライベートレッスンも追加しました。自分で予想したテーマごとに数十個の想定問答を英作文にして文法的なミス、ロジックの破綻がないかの添削をお願いし、また特に気になった人名、国名の正しい発音も確認しました。

試験当日

試験官の方に好印象を与えることは必要と思い、スーツを着ていきました。

一つ反省点があります。私は上記で作った想定問答を直前まで暗記に努め、自己紹介から始まると待ち構えていたのですが、実際はそうではありませんでした。不意をつかれたショックで、散漫な内容で話始めてしまい、途中でまずいと思いつつ修正をかけましたが、模範的な解答とは言えないものでした。しかしその後の質問では切り替え、的確に答えられたと思います。最初でしくじっても決して諦めなかったことが合格につながったと思います。

質問は、○○について国連はどのように対応しているのか、という知識系の質問や、○○の国際問題についてどう思うか、という意見を問われるものの大きく2点があります。私が想定問答として用意していなかった質問もありましたが、アドリブで答えるしかありません。

どんな質問に対しても即興で答えられる瞬発力を見られているのではないかと思います。

最後に

テソーラスハウスは2007年に英検1級に合格した際も二次対策として短期で通いました(英検1級は一次試験、二次試験とも一回でパスできました)。その時から時間を空けてしまったのは、英語のモチベーション維持が容易でない時期があったからです。

私はそれまで海外赴任を2回経験しており、また英検1級ホルダーだからと言っても、必ずしも英語が使える部署に配属されていたわけではなく、仕事は夜遅く、疲れて勉強どころではない時期が長く続きました。

テソーラスハウスHPで英検1級や国連特A級の合格者体験談を読むと自分だけが取り残されている感覚もありつつ、いつかは挽回してみせるという気持ちもありました。そして、ここ数年は仕事も落ち着き、英語を使う部署に配属になったことから英語の勉強を再開し、今回最難関の英語資格である国連英検特A級に合格することができました。

テソーラスハウスで学ばれ、合格された方々は努力家で英語力向上に貪欲な方と思われます。

私もさらなる努力を続けていきたいと思います。ともに頑張りましょう。

最後にテソーラスハウスには感謝の気持ちで一杯です。