「楽しく学んで国連英検特A級に合格」

池田裕介 国連英検特A級 2017年

この度、4回目の受験で国連英検特A級に合格することができました。合格できたのも一重にテソーラスハウスのお陰だと思っております。国連英検特A級の受験動機、テソーラスハウスとの出会い・レッスン、一次・二次試験の学習方法について書きたいと思います。

英検1級合格後に更なる高みを目指して

私は2005年第1回の英検1級に合格しました。以前、ある英語学校の恩師からこう言われました。「英検1級に合格すれば分かりますが、英検1級に合格したと公言すると、周りからは英語が出来る人とみなされます。会社であれば、英語関係の仕事の依頼が舞い込みます。一握りの優秀な人は別として、大半の合格したばかりの人は思うでしょう。私にそんな実力はないと。そしてその先生はこう仰いました。英検1級に合格してからが本当の勉強です。」英検1級に合格した後、恩師の言葉を痛感しました。英検1級に合格した後も学習を続けてきたのは自分の英語力に満足していないからです。今も満足していません。2009年の春に国連英検特A級を受験しようと決意したのも、英検1級を凌駕する英語力をつけてみたいという気持ちからでした。

テソーラスハウスとの偶然的な再会、楽しくて仕方なかったレッスン

私は現在、長野県に住んでいますが、大学時代は埼玉県に住んでいました。大学時代に英検1級を目指して学習している時に、たまたま月刊誌でテソーラスハウスのことを知りました。参考書を買いに直接テソーラスハウスを訪問させて頂いたこともありました。テソーラスハウスと再会したのは、国連英検特A級の2次試験会場の前で偶然テソーラスハウスのチラシを頂いた時です。そこには国連英検特A級やA級に合格した方々の合格体験記が載っていました。その内容が高度で非常に刺激を受けたことを覚えています。2009年第1回の国連英検特A級を受験し、運よく一次試験に合格し、二次試験を受験しに行った時でした。その時はもう一回独学で勉強して不合格だったら、テソーラスハウスにお世話になろうと考えました。そして臨んだ2009年第2回国連英検特A級の2次試験は残念ながら不合格でした。その後、テソーラスハウスに通学しようと決心し、プライベートレッスンの体験受講を申し込みました。2010年2月の話です。実際に体験受講を受けてみて、非常にレッスン内容に満足しました。それから、月2回、1回50分のレッスンのために週末、長野県から通い始めました。毎回のレッスンでは、The Japan TimesやThe Economistの記事を使用し、その記事の内容に関してQ & Aを繰り返し行いました。国際情勢の知識が乏しい分野に関しては、テソーラスハウスの先生方に背景知識をしっかりと教えて頂きました。レッスンで教えて頂いたことをより一層深く知りたくなり、レッスンの帰りに新宿の紀伊国屋に足を運び、新書や専門書を購入し、通勤時間や空いた時間に読みました。1回50分のレッスンのために通うのですから、予習・復習は時間が許す限りしっかり行いました。私にとって、月2回のレッスンがちょうど良い回数でした。レッスン後の一週間は復習、次の一週間は次回のレッスンの予習を行いました。基本的に学校に通うだけで英語力が伸びるとは考えていませんでしたので、自宅や通勤時間の学習が非常に大切でした。テソーラスハウスでのレッスンはあくまで発表の場であり、それまでにどれだけ準備できるかが大切だと思います。レッスンを続けていく中で徐々に知識が増えていき、質問に答えられるようになり、毎回のレッスンが本当に楽しみで仕方ありませんでした。予習の段階で質問されそうなことはしっかり予習していきましたが、レッスンではあらゆる角度から質問がされますので、一瞬たりとも気が抜けませんでした。先生方も仰っていましたが、本番よりも難しい質問を沢山して頂きました。そして臨んだ2010年第1回の二次試験は残念ながら不合格でしたが、得点が伸びている箇所がいくつかありました。このままのペースで学習していこうと思い、2010年第2回の二次試験まで自分のペースを維持して学習を続けました。1月の二次試験本番では、言葉に詰まってしまう箇所があり、今回も合格は難しいかなと考えていましたので、合格通知を受け取った時は本当に驚きました。しかも、10点満点中9点で合格していました。

一次・二次試験の学習法

<一次試験>

国連英検特A級の一次試験は運よく一回で合格し、その次の回も受験し、合格しました。基本的に英検1級合格時の語彙力や読解力が維持されていればベースはあると思います。国連英検特A級の一次試験のポイントは第一に時間管理です。2時間の試験時間でテンポよく80問の問題を解き、エッセイを書く必要があります。様々な難易度の問題が出題されていますので、問題の難易度を瞬時に見極め、基本・標準問題を取りこぼしなく正解していく必要があります。そのためには市販の国連英検の問題集を実際に解いてみることをお勧めします。第二に語彙力です。国連英検特A級では非常に高度な語彙力が問われます。だからといって闇雲に難しい単語を覚えるのではなく、まずは英検1級レベルの単語を完璧に覚えることをお勧めします。

<二次試験>

国連英検特A級の二次試験では、会話能力と国際情勢の知識が問われます。会話能力の向上に関しては、テソーラスハウスのレッスン、通勤時間を使用したBBCやUN Newsのポッドキャストのシャドーイングが役に立ちました。二次試験本番では最新のトピックに関する質問がされますので、その準備にもなり効果的です。国際情勢の知識に関してはテソーラスハウスの先生方から教えて頂いた知識を何回も復習したり、レッスンで使用したThe Japan TimesやThe Economistの記事を繰り返し精読したり、日々のニュースや様々な分野の新書・専門書を読むことで知識を高めました。

<最後に>

冒頭でも書きましたが、国連英検特A級合格の最大の要因はテソーラスハウスに通い、楽しんで学習できたことです。お陰様で英語力が向上し、沢山の知識を身につけることができ、視野が格段に広がりました。色々な先生方にお世話になりました。特に的確なアドバイスをして頂いた小林校長先生、国際情勢・日本に関して大変博識なサイモン先生のお2人には大変お世話になりました。ありがとうございました。