「諦めなくてよかった英検1級合格」

Mariko 英検1級 2021年

はじめに

2020年3月の英検1級2次、2回目に落ちた後、これは自力で受かるのは難しいと思い、テソーラスハウスのトライアルレッスンに行きました。リスニングが苦手で、ネイティブの先生の話す内容がわかるだろうか。敷居も高く感じるし…とドキドキしながら行きました。

そのとき披露したスピーチはたしか1分25秒くらいでした。「短すぎる、exampleもない、選んだトピックはよかったのに。」と小林先生に言われ、私本当にダメなんだなぁと絶望のような気持ちだったのを覚えています。COVID-19が怖かったのもあり、4月からSkypeレッスンをお願いすることにしました。

Skypeレッスン

John先生の初めてのSkypeレッスンの日、4歳の娘は私から離れるのが嫌で号泣し、John先生になだめてもらってからのスタートでした。送っていただいたリストから毎週1つ宿題としてスピーチを作り聞いてもらいましたが、知識がなさ過ぎて、4~5時間ネットで調べて、それからスピーチを作っていました。

それでもトピックの意味が理解できておらず、もう1回次の週にやり直しね、と言われることも何回かありました。COVID-19の中でも変わらずフルタイム勤務、むしろ主人が在宅勤務になったことで私が残業可能となってしまい、常に目の前の宿題と闘い、寝不足になり、復習する時間はほとんど取れていませんでした。体重も5キロ痩せました。

直前模擬レッスン

夏になり、初めて対面の直前模擬レッスンに参加しました。初めて他の人のスピーチを聞きました。斬新なアイディア、初めて聞く帰国子女の子の発音、堂々とした姿。これが1級のレベルなのか…!!と知りました。現実を知るのが常に遅かったと思います。

3回目の2次もダメでした。もうこれは太刀打ちできない、消えて無くなりたい、と号泣しましたが、その日のうちにテソーラスのレッスンの予約をお願いしていました。もう一度立ち向かう苦しさの中で、またテソーラスに通えるんだ、という喜びもありました。留学もスピーチの練習もしたことがなかった人生で、私は英語を楽しんでいることに気づきました

4度目の挑戦

秋は前半Simon先生、後半John先生のグループレッスンと、日曜夜にJohn先生のSkypeレッスンを受講しました。グループレッスンでの不明点をSkypeレッスンで解消していきました。2次試験を受験するのが4回目というプレッシャーの中、Skypeレッスンでもグループレッスンでも泣いてしまい、小林先生から「試験前にそんなに泣く人ってあんまりいませんよ」と言われました(笑)

まだこの時も、自分の中で「受かる」とは思えませんでした。トピックによってはうまく話せる、という感じでした。結果は6,5,5,6の不合格。不合格でしたが自分の中での最高得点であり、もっと伸びたいと思いました。4回目の二次試験を受けたその夜に、2ヶ月後の1次試験を申し込みました。

再出発

テソーラス生活3クール目。John先生のグループレッスンとプライベートレッスンを受講しました。プライベートレッスンでは1次のエッセイの添削もお願いしました。なので1回の通学に2つのスピーチと1つのエッセイ作成、3クールで合計180程度のスクリプトを作っていました。

Skypeで1次対策講座も2回受講しました。John先生の目の前で時間を計っての読解、リスニングは本番より緊張しましたが、たくさんのコツを教えていただきました。小林先生の「あなたは緊張しすぎるから、もう次もあると思って、どーんとぶつかってきなさい!」という言葉にも後押ししていただき、Writingが29点も取れたのも助けになり無事1次通過。

その後のプライベートレッスンでは4回連続5だったinteraction対策をお願いしました。Q&Aセクションの中でゴールを見失わないこと、答えながら立ち止まって自分に確認しないこと、一番いい答えを探そうと黙りこくらないこと。John先生の私の物まねは弱々しくてひどく(誇張されていたと信じていますが)、これじゃいかん!と気づけました。小林先生に「もう弱音は吐きません」と断言し、あとはもうとにかくキーワードを書き出しながら実践を繰り返し、本番に臨みました。今まで教わってきたことの点と点が繋がっていく感覚がしました。

結果は7,9,8,6で合格。2次5回目の本番はすごく楽しかったです。前日夕方にもJohn先生にSkypeレッスンを入れていただき、試験当日はテソーラス仲間と一緒に試験会場まで行き、これ以上ないくらいのベストな状態で受験することができました。

今後の目標

2020年3月にトライアルレッスンを受け、2021年3月にやっと合格と、丸々1年かかってしまいましたが、1年前に絶望を感じていた私がまさか合格できるとは、と今でも信じられない気持ちです。娘も5歳、今は私がSkypeレッスンを受けていても平気で、PCの裏でJohn先生の真似をしていることもあります。

今度は、1年間ずっとJohn先生とSimon先生に足りないと言われ続けた「英語力(発音や文法、流暢さ)」にも挑戦していきたいと思っています。スピーチは苦しいけれど楽しさが勝っています。小林先生、John先生、Simon先生、Emma先生、勝尾さん、麻美子さん、テソーラスで知り合った友人に感謝しています。温かいテソーラスハウスが大好きです。これからもよろしくお願いいたします。