英検®︎1級の二次試験(面接)に向け、
「英検®︎1級の面接に合格できるか不安だ」
「面接に自信がない。何かコツを知りたい」
「面接に向けて、どんな練習をすればいいのかわからない」
そんな思いを抱える人は多いことでしょう。
当校テソーラスハウスは、英検®︎1級専門校として26年間2600人の合格者を輩出してきました。
その経験とノウハウを活用して、英検®︎1級の二次試験について、徹底解説致します。
このページでは、以下の三点をご紹介します。
- 面接の流れ
- 面接の対策・練習法
- 面接のコツ
ぜひ英検®︎1級の合格に向けて、がんばってください!
目次
英検®︎1級の面接の流れ
受験の準備
受付をしたら、控室にて待機します。
渡された「面接カード」には、氏名など必要事項を記入します。
時間が来ると、控室から面接室前に案内されます。
すべての荷物と「面接カード」を持って移動しましょう。
なお、面接後は控室に戻れませんので、注意してください。
入室
「面接カード」を係員に渡し、指示にしたがって面接室に入ります。
ノックをして入り、Hello. と挨拶しましょう。
面接官は2人です。英語のみでコミュニケーションを取ることになります。
入室のコツ:
面接官に良い印象をもたれるためにも、明るく、笑顔であいさつしましょう。
着席
面接官が席をすすめてくれるので、Thank you. などと応じましょう。
荷物は空いている椅子もしくは床に置くこと。
氏名の確認、簡単な日常会話
面接官に名前を確認されます。
また、どのように会場に来たのか、自己紹介、といった簡単な日常会話もなされます。
日常会話のコツ:
実際のスピーチに向けて、英語の感覚をウォームアップさせましょう。
I came here on foot(徒歩で), I came here by train(電車で)などの表現を覚えておきましょう。
「トピックカード」を受け取る
面接官から5つのトピックが書かれた「トピックカード」を渡されます。
サンプル:
- Should human cloning never be allowed?
- Agree or disagree: Democracy is the ideal form of government.
- Do the benefits of free trade outweigh the drawbacks?
- What role should Japan play in nuclear disarmament?
- How should we deal with the problem of bullying?
スピーチの考慮時間(1分)
渡された「トピックカード」からトピックを1つ選び、それについての2分スピーチを考えます。
与えられる時間は、1分です。メモを取ることはできません。
トピック選びのコツ:
10秒でトピックを決め、残りの50秒でスピーチを考えましょう。
トピックを決める際は、キーワードを見て得意分野を見極めると良いでしょう。
スピーチ(2分)
Your time is up. など面接官から指示がありますので、それにしたがってスピーチを始めます。
なお、2分以上になる場合、スピーチの途中でも中止させられます。
スピーチのコツ:
短いスピーチよりも、途中で切られるぐらい長い方が良いでしょう。
話せなかった内容は、Q&Aでカバーします。
Q&A(4分)
面接官から、スピーチの内容・トピックに関連する質問がなされます。
Q&Aのコツ:
質問が聞き取れなかった場合でも、Sorry, could you repeat the question?/Could you rephrase the question? などと言って、コミュニケーションを継続させましょう。
また、もし質問が難しければ、Hmm, that’s a good question. や Let me see… などのfiller表現を使って、「英語の能力はあるが、考える必要がある」ということをアピールしましょう。
退室
面接官からの指示にしたがって、「トピックカード」を返却し、荷物をまとめて退室します。
Thank you very much, good bye. などとあいさつをして、会場を退場しましょう。
控室に戻ったり、待機中の受験生とは話したりしてはいけません。
英検®︎1級の面接の対策・練習法
過去問
英検®︎1級の公式サイトでは、過去の出題例として以下のように掲げています。
「社会性の高い幅広い分野の話題」
- 科学の発展は常に有益か
- 芸術への財政的支援増加の是非
- 世界経済における日本の役割
- 選挙権の行使を義務化するべきか
- 遺伝子組み換え食品の安全性
- 公共の場における治安改善の必要性
しかし、残念ながら、英検®︎1級の過去問や模範解答は継続的には公表されておりません。
○スピーチの構成
テソーラスハウスは、英検1級二次試験に特化したスピーチ集である『これで完璧 英検1級二次対策(改訂版)』を販売しています。多種多様なネタ、アイデア、ロジック、英語表現が学べ、スピーチの構成方法も知ることが出来ます。
○論理的思考力
トピックに対する答えを組み立てるためには、論理的思考力が必須です。
そんな論理的思考力を鍛えたければ、『哲学思考トレーニング』(伊勢田 哲治)が有用です。
正確な議論の組み立て方のほか、いわゆる「破綻した議論」を避けるためにも参考になります。
情報収集
急に与えられたトピックに対して説得力のあるスピーチを組み立てるためには、「英会話能力」のみならず「情報力」も必要となります。そのため、「英会話能力」「論理的能力」のほかに、「使える情報のストック」を用意しておくことが重要です。
時事問題に対するアンテナを張っておくほか、得られた情報をどのように使えるだろうか、と普段から考えるのが近道です。
日本のニュースを英語で伝える「The Japan Times」、世界的なニュースメディアの「BBC」などの英語メディアを使うことで、リーディング力の維持・向上のほか、重要単語を英語のまま知ることができます。
演習
実際の面接に近い形で、何度もリハーサルを行いましょう。
とくに、次の点は実際の面接に合わせて、時間も計りつつ練習できると本番に強くなれます。
- 5つのトピックから1つを選び、スピーチを構成する(1分以内)
- スピーチを実際におこなう(2分以内)
- スピーチに関するQ&Aをおこなう(4分以内)
練習の際は、実際の採点を考慮して次の点に気をつけましょう。
- 与えられたトピックに対して、きちんと応答できているだろうか?
- コミュニケーションを取れているだろうか?
- 正しい発音・イントネーションだろうか?
- 正しい文法や言葉づかいだろうか?
家族や友人に面接官を演じてもらう、自分のスピーチを録音して聞き返す、鏡で自分とスピーチをしてみる、などの方法があります。
また、実際にネイティブの人とやり取りをしてみることはもちろん重要です。
英検®︎1級対策専門校のテソーラスハウスでは、熟達したネイティブ講師がスピーチを指導しております。
「テソーラスハウスにもっと早く出会いたかった」
「どこよりもテソーラスハウスのレベルが高い」といった声を頂戴しております。
正確なフィードバックやアイデアの出し方などを英検®1級二次 スピーチ対策クラスやプライベートレッスンにて学べます。
英検®︎1級面接 2つの落とし穴
何度も二次試験を受けているのに、その度に落とされてしまう……。
そんな方は、次の2つの「落とし穴」にはまっているかもしれません。
「Attitude」に難あり
- 声が低い
- アイコンタクトが取れてない
- 極度の緊張感のために無表情
- 話が途切れがち
これらに当てはまる方は、「Attitude」に問題があるかもしれません。
英検®︎1級の面接は、英語とともにコミュニケーション能力も試されます。
人前で話すことが苦手な人は、「自分は社交的でない」ということを意識して改善しようと努力してみましょう。
発音に問題がある
せっかくロジック、背景知識、語彙はハイレベルの実力があっても、発音の得点が低ければ不合格になってしまいます。日本語の話し方のように、抑揚がない・平坦・単調な英語の話し方をしていませんか?
自分の発音が何故ネイティブに通じないのか客観的に指摘を受けることが大切です。周りにネイティブのお友達がいれば確認してもらいましょう。
英文のテープを聴きながらシャドーイング、あるいは音読を繰り返し練習することも効果的です。