【英検1級二次試験】人間力を高めよう!

最近「人間力」という言葉をよく目にします。この言葉には、体力、気力、知力、実践力など人間の多様な力が含まれています。

 

その中でもコミュニケーション力は人間力の大切な要素のひとつです。
人の話に共感を持って聞く、理解する、自分の意見を創り発信できるコミュニケーションの力は、人間関係の構築、仕事など社会生活に大切なものです。英検1級二次試験のような面接試験においても「人間力」は決定的な要素になります。

 

しかし残念なことですが、日本人は人前で自分の意見を発信することが苦手です。
他の人の話を聞く、同調の意を表すのには慣れていても反対意見を述べるのは躊躇します。

 

「空気が読めない人」という言葉が流行っていますが、日本人は空気を読むのは上手です。周囲の空気を読んで自分の意見を発言するのはついつい控えてしまいます。

 

自分の考えを主張すると周囲から反感を買うかどうか敏感に空気を読んだあげく沈黙してしまうのは、日本の封建制度の風習が今なお残っているからでしょうか。しかしグローバル社会で外国人と仕事をするとなると、日本流の曖昧な付和雷同の態度は通用しません。

 

意見は堂々と主張すると同時に相手の人格、考えを受け入れることが出来てこそ人間力は高まります。

 

二次面接の場面で、二人の試験官を前にして自分の意見を主張する困難に直面することがあります。
相手の意見に同調しそうになります。しかし相手の意見を尊重しつつ自分の主張を相手に納得させてこそ英検1級二次に合格できます。英検1級は、欧米文化の議論の力を評価する面接試験なのですから。