英検1級単語強化への道(4) ~付箋の活用~

1か月ほど前、NHKのニュースで「付箋学習法」の効果について紹介されていました。

 

子どもたちがわからない言葉を辞書で調べた後、そのページに付箋をはるという学習法を試してみたら、その後興味を持って辞書をひくようになり、学習意欲や知識が高まったそうです。

 

私が5年前に英検準1級の勉強を始めた時は全然単語が覚えられずどうしてだろう?年のせいかしら?高校時代までは暗記モノは得だったはずなのに…と悩んでいました。どんなに繰り返し単語集を見てもちっとも頭に入ってこなかったのです。

 

ところが自宅の書棚の整理をしていたある日、高校時代の歴史の教科書を発見して目が覚めました。

 

日本史の教科書

 

全国一斉模試で出題された文献の一節や、中間・期末試験で出題されたキーワードなどすべてに印をつけています。また、国家間の関係がわかりにくかったので付箋に相関図を書いています。

 

「そうだ、私はこうやって覚えていたんだ!」

 

と20年以上も前の高校時代の教科書に救われ、英単語の暗記にもこの方法を取り入れることにしました。

 

電子辞書を使い始めて以来、高校時代のように紙の辞書をひいて調べた単語に線をひく、チェックをするということをすっかりやめていました。

 

「英検1級単語強化への道(3)」にも書いたように、電子辞書には電子辞書のメリットがあります。ただ、記憶に残すという意味においては、「目に見える」方法を取り入れた方がよさそうだと判断しました。

 

そして、英検準1級、1級の単語集にも同様に書き込みや付箋をするようになりました。

 

余白と付箋には、辞書で探した自分が覚えやすい文例や、英字新聞・英字雑誌で出てきた文を書き写してあります。

 

見えづらいかもしれませんが、単語の横に「SH88」など、どの書籍の何ページに出ていたという印もつけています。 (SH88 とは、英語スピーチハンドブック p88の略です。)

 

英検1級単語本の学習例

 

このサイトも参考になるかと思います。
http://tb.sanseido.co.jp/english/column/relay_bc/20061212.html 

 

どうしても英検1級単語の暗記ができない、今の学習方法では効果が上がらないといった方、まずはしばらくこの「目に見える学習法」を試してみませんか?