英検1級単語強化への道(2) ~単語を覚えやすい文例~

英検1級単語を[英単語-意味]の組み合わせで覚えるのは容易なことではありません。
難易度が高すぎて絶望的になることさえあります。 

 

では例文と一緒に覚える方法はいかがでしょうか? 

 

残念ながら『英検1級Pass単熟語(旺文社)』『文で覚えるプラス単熟語1級(旺文社)』では、1つの単語につき1つの例文しか記載されていません。

 

このような場合、その単語の例文を辞書で探してみましょう。

 

たとえば、先述のappreciate (評価する)の場合、『ジーニアス英和大辞典』 では、

 

be appreciated by his own generation (彼の同世代の人々に認められる)

 

とあります。

 

この文章はあなたにとって覚えやすいですか?

 

もしそうでなければ、

 

自分が覚えやすい、身近に感じる文章をインターネットなどで探してみましょう。 

 

たとえば、 http://www.alc.co.jp/index.html というサイトに『英辞郎 on the WEB』というものがあります。
ここで appreciate / appreciated / appreciated by などと入力すると、いくつか例文が出てきますので、覚えやすい例文を見つけることができるかもしれません。
その他、『E-DIC イーディック 英和/和英 辞書ソフト(朝日出版社)』なども、豊富な例文を提供しています。

 

さて、こうして探した例文を、あなたはどうしますか?
せっかく探したのにそのままにしておくのはもったいないと思いませんか?
単語を覚えるたびに、例文を辞書で探すのが面倒であれば、その文章を単語集の余白に書き込んだり、余白に書くのがいやであればポストイットなどに書いたりして、その単語があるページに貼り付けておくという方法があります。

 

単語集に手を加えたくなければ、ノートに整理するのも良いかもしれません。
パソコンで文字を打つのに慣れてしまっている私たちは、「手書き」というとつい億劫になってしまいますが

 

「目」で見て、「手」で書いて、「耳」で聞いて、「口」に出す

 

こうすることで記憶がしっかりと定着します。
「書いて覚える」ことはとても大切です。

 

英検1級の英作文試験の場合、手書きですからMicrosoft Wordのように、ミススペルを自動修正してくれません。ミススペルが多いエッセイに高得点は望めません。

 

自分ではしっかりした内容を書いたつもりでも合格点がもらえないのはミススペルに原因があるかもしれません。

 

日ごろから「正しく」「素早く」書くことに慣れておくことは、1級合格にとても大切なことです。