6.英検1級の英作文でおかしやすい間違い(その5)

英検1級英作文の高得点獲得は、英検1級一次合格への近道です。

 

それをよく承知している受験者は英作文に注力します。

 

語彙の使用方法については全て辞書で確認、丁寧に参考書を使って文法ミスの有無もチェック。正しいストラクチャーを使用し、それぞれの論点をサポートする事例もついていて完璧!そのような熱心な英作文の学習者が以外にも12点、13点の平均以下の点数に苦しまれるのは何故でしょうか。

 

あなたの文章に流れはありますか?

 

英検1級の英作文はあくまでも「試験」ですから、「論文」に近い形式を求められます。

 

論文は、相手をロジカルに納得させるストラクチャーが必要です。相手を納得させるためには、文章に流れを作り、その流れに相手を巻き込む必要があります。巻き込むことができれば20点以上の高得点は間違いなしです。

 

しかし残念なことに、多くの受験生はこの「流れ」のある英作文の書き方をご存じありません。受験生の英作文の多くは、語彙も文法も完璧であるにも関わらず、それぞれのポイントに関連性がなく、ブツ切り状態になっていることが頻繁に見受けられます。

 

英検1級英作文の3つのポイントがそれぞれ矛盾した意見を述べられていることがあり、1回読んだだけでは何を言いたいのか理解できないことがあります。何度も読み返さなければならないということは「流れがない」あるいは「矛盾のある」文章なのです。

 

ではこのような問題に対処するにはどうしたらよいでしょうか?

 

英語を理解できる第三者に読んでもらうことが一番です。

 

客観的かつ厳しいコメントをもらい、どこがどのようにわかりづらいのか、粘り強く相手に尋ねることが重要です。そして、ネイティブが読んでサラサラと理解できる平易な英作文のコツを獲得することが必要です。

 

このコツを獲得すれば、英語を書く時も話す時にも役立ち、このスキルは一生あなたの強力な武器になります。

 

川の流れのような自然な英作文のスキルが英検1級一次試験突破への近道です!