【英検1級二次試験】シャープな質疑応答

7月12日、英検1級2次面接試験を受けられたテソーラスハウスの受講生Tさんからご報告をいただきました。

 

Tさんのご報告の内容はテソーラスで学習されたことをすべて出し切られて合格確実と思われます。

 

Tさんは当校の英検1級二次スピーチ対策クラスでは、ネイティブ講師からの質問に対してつねにポイントを外さないシャープな回答をされ、思わず次の質問を問いたくなるような興味をそそる意見で対応されていました。

 

今回の試験でも最新の時事問題を事例に取り上げて成功されています。

 

例えば、「北朝鮮、核兵器、経済制裁、中国によるウィグル族弾圧、東ティモール」等です。

 

実際の試験風景をお読みください。

 

以下Tさんからのご報告です。

 

テーマは
「Should democratic nations cut diplomatic ties with nondemocratic nations ?」
を選びました。

 

テソーラスのメソッドに則り、

 

「外交的繋がりを断つべきではない」と答え、理由付けとして

  1. 非民主国家を孤立させると暴発する
    例:北朝鮮が食料不足等のため瀬戸際に陥ると核兵器を使いかねない
  2. 非民主国家にも一般市民がいる
    例:北朝鮮で飢えている民衆に罪は無い

 

と5秒ほど余してイントロと結論も加えてスピーチできました。

 

質疑は以下のような応答でした。

 

Q1 北朝鮮は民主国家との関係を断とうとしているが?

A1 そのような振りをしているだけである。
本音では断つつもりはない。

断つと困るのは北朝鮮の方である。
そのような戦略を調べて賢明に対応すべきである。

 

Q2 「賢明に対応」とは、どのように?
A2 たとえば、敢えてそのような脅迫を無視する。

 

Q3 今、日本は北朝鮮に経済制裁を加えているが、さらに制裁強化すべきか。
A3 今後の北朝鮮次第である。

 

Q4 では、北朝鮮以外に、世界ではどの国が非民主国家か。
A4 どの国が民主国家で、どの国が非民主国家か示すのは難しい。
たとえば、中国では今ウィグル族を弾圧している。
ロシアでは、元KGBがジャーナリストを殺したとも言われている。
言論の自由や選挙権が弾圧されるような国が民主国家と言えるか疑問である。

でも、中国やロシアとは付き合わざるをえないので、民主国家として扱っている。

 

Q5 日本が今後ODAを投入すべき国は?
A5 東チモール。国家が初期段階である。