「長年の夢が叶いました」

畑 啓子(専業主婦・48歳) 英検1級合格 2019年度 第三回

この度、二回目の挑戦で、長年の夢だった英検1級に合格することができました。
私は、中学1年生と小学校2年生の二人の子どもを持つ主婦で、英語を使ったキャリアもありません。そんな私が合格できたのは、ひとえにテソーラスハウスの先生方のご指導のおかげと、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

受験の動機

私にとって英検1級への挑戦は、実は初めてではありませんでした。学生時代に、二度受験し、二回とも一次でCもしくはB判定で不合格になっていたのです。父の転勤で高校3年間をアメリカの現地校で過ごし、帰国子女枠で日本の大学に進学したものの、講義は全て英語という特殊な学部だったためついていくのがやっとで、英語そのものを勉強するどころではありませんでした。就職してからは、たまに仕事で英語を使う機会がありましたが、英語の勉強に費やす時間も気力も無かったのが実情です。上の子の出産を機に子育てに専念することに。しかし、育児は想像以上に大変で、英検1級は夢のまた夢と化していました。
もう一度、英検1級へ挑戦してみようと思ったのは、おととしの秋、47歳の誕生日を迎えた頃です。ふと、人生すでに折り返し地点を過ぎているはず、これまでの人生でやり残していることは無いかと振り返った時、英検1級が脳裏をよぎりました。そして、「勉強しなさい」と子どもに言うばかりでなく、私も一緒に勉強しなおしてみようかなと思うようになりました。去年のお正月には、親子で英検合格を目指す、という年頭の抱負をたて、3人で勉強をスタートさせました。

テソーラスハウスとの出会い

6月の一次試験では、合格ラインに26点足りず不合格。得意と思っていたリスニングが一番悪い正答率でした。そのため、語彙を増やすことと、ディクテーションに力を入れた結果、10月の2回目の試験で一次はなんとか合格できました。

しかし、一次突破でいっぱいいっぱいだったため、二次試験の準備は全くできていませんでした。市販の参考書で2週間、付け焼刃的に勉強しましたが、その程度の準備では、二次面接は私にはとうてい歯が立たないものでした。1分以内で5つのトピックから1つを選ぶことができず、とっさに質問文が一番短かった「Can torture be justified?」を選びました。しかし、とにかく詰まってばかりいて、しかも「体罰」と意味を取り違えてしまっていたことに、終わってから気づくというありさまで、結果は成績表を見るまでもありませんでした。

もともと二次対策は自力では限界があると感じていたので、すぐにネイティブ講師のレッスンが受けられる学校を探し始めました。英検1級二次試験対策の学校は都内でいくつか見つかりましたが、平日の昼間にレッスンがあり、ネイティブの先生の授業が受けられるのはテソーラスハウスだけだったので、思い切って電話をかけ、体験レッスンを申し込んでみました。

そして当日。初めてお会いしたジョン先生は、まさにこれがアメリカ人!といった明朗快活な方で、すぐに場を和ませてくれました。

そして、先の面接で実際に選んだトピックについて、ここでもう一度スピーチをするよう言われました。

先生は、拷問についてのトピックは死刑制度とも関係していること、そして世界的には死刑制度は廃止の方向であることを分かりやすく説明して下さり、私は、なんとなく分かっていたつもりでも実はちゃんと考えてこなかったな、もっと勉強しないといけないことがたくさんあるな、と強く思いました。一時間の体験レッスンはあっという間に終わり、ジョン先生の豊富な知識、適格な助言、そしてこれまで多数の合格者を出してこられた小林校長先生の、説得力のあるお言葉にとても感銘を受け、迷わず入会を決めました。