「30年越しの宿題を終えて ― 伴走者がいたから、走り切れた」

Y.S.  2026年 英検1級合格 

はじめに

2026年7月、英検1級に合格しました。
実に30年ぶりの挑戦です。

前回受験したのは高校生の頃でした。当時は「知識不足」が敗因だと思っていました。しかし今振り返ると、英検1級は政治・経済・科学・環境・教育など、幅広い分野を横断する試験です。受験勉強と並行しながら高校生が独学でそのすべてをカバーするのは、無謀な挑戦だったのかもしれません。

その後、仕事で英検1級保持者の学生と接する機会が増え、「いつかやり残した宿題を終わらせたい」という思いが少しずつ強くなりました。学生時代とは違う形で英語に向き合えるのではないかと考えたのです。

実は2025年にも受験を考えていました。しかし、多忙な毎日の中では、一人で学習を継続することができまず、「伴走者」が必要だと考えました。数あるスクールを比較した結果、テソーラスハウスに入会し、約4か月で英検1級合格という結果につながりました。

私が取り組んだこと

まず決めていたのは、「宿題は必ず100%やる」ということです。

分からない単語は必ず辞書を引き、その場で終わらせず覚えるよう努めました。当たり前のことですが、その積み重ねが大切だったと感じています。(実際は毎回締め切り直前まで宿題に追われていましたが……。)

レッスンでは、自分では気づいていなかった弱点も明確になりました。特に文法、なかでも冠詞です。幼少期をアメリカで過ごしたこともあり、これまで感覚的に英語を使ってきました。そのため、「なぜその冠詞になるのか」を説明できませんでしたが、レッスンではその曖昧さを一つひとつ丁寧に言語化していただきました。感覚だったものが再現可能な知識へと変わっていったことは、大きな収穫でした。

また、英検1級では社会問題への理解も欠かせません。新聞やNewsPicksには毎日目を通し、ただ読むだけでなく、「自分はこの問題をどう考えるか」を自分の言葉で整理するよう心掛けました。

ライティングやスピーチ対策を進める中で強く感じたのは、知識だけでは十分ではないということです。自分なりの価値観や思考の軸があれば、どのようなテーマが出題されても、自分の言葉で論理的に話すことができます。

インプットはもちろん重要ですが、それ以上に「自分はどう考えるのか」を掘り下げる内省の時間が大切でした。日本語で整理できないことは、英語でも整理して話すことはできません。この学びは英検対策にとどまらず、自分の考えを整理し、論理的に伝える意識を持つきっかけとなり、仕事にも生きていると思います。

一方で、最後まで課題として残ったのは語彙力でした。

試験当日まで「十分に覚え切れた」という感覚はなく、一次試験後も合格している自信はありませんでした。それでも、レッスンで先生が深く解説してくださった単語が実際に出題され、大きな助けになりました。

一人では走り切れなかったからこそ

忙しい社会人ほど、限られた時間を効率よく使うために、伴走してくれる存在の価値は大きいと感じます。ジョン先生はとても論理的で、「なぜその結論になるのか」という思考のプロセスを丁寧に言語化してくださいました。自分では当然と思っていた考え方の癖にも気付くことができ、多くの学びがありました。

また、毎回前向きになれる声掛けをしてくださったおかげで、忙しい社会人生活の中でも学習を継続することができました。毎週学ぶ場があること、共に学ぶ仲間がいたことが、大きな支えだったと感じています。

今回の合格によって、30年間心のどこかに引っ掛かっていた宿題をようやく終えることができ、大きな達成感と自信を得ることができました。

また、「何歳からでも努力を積み重ねれば目標は達成できる」ということを、自分自身の姿で子供達や部下達にも示すことができたのではないかと思っています。

テソーラスハウス、ジョン先生、共に学んだお二人の仲間、毎週日曜日の通学を支えてくれた家族、そして出張を代わってくれた会社の仲間たちに、心から感謝申し上げます。

もし今、「いつか挑戦したい」と思いながら一歩を踏み出せずにいる方がいらっしゃるなら、ぜひ挑戦してみてください。

年齢に関係なく、一歩ずつ積み重ねた努力は、きっと自分を前に進めてくれるはずです。

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