英検準1級の二次試験(スピーキング)——落ちる人が見落とす「評価のされ方」
2026/07/02作成
不合格になってしまう理由を解明。
一次試験を通過すると、すぐに二次(スピーキング)試験が近づきます。一次の手応えが薄いまま結果だけ通った方ほど、「何を準備すればいいのか分からない」まま当日を迎えがちです。
先に結論を述べます。二次で問われているのは、流暢さや難しい表現ではありません。評価項目に沿って、伝えるべきことを伝えられているかです。英語が達者でも評価項目から外れれば点は伸びず、表現が素朴でも項目を満たせば通ります。
私たちテソーラスハウス(英検1級・準1級専門)は、採点する側の視点から、準1級二次(スピーキング)対策を整理します。まず自分の現在地を知りたい方は、50分の体験で採点者視点の診断を受けることもできます。
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準1級二次の流れと、実際に評価されているもの
準1級の二次は、面接委員との対面で進みます。中心になるのは、与えられたイラスト(コマ)の展開をナレーションする課題と、それに続く質疑です。加えて、入室から退室までの態度(アティチュード)も評価の対象に含まれます。
採点する側から見ると、見られているのは英語の難しさではありません。ナレーションでは「場面の流れを過不足なく言えているか」、質疑では「問われたことに、まっすぐ答えているか」です。語彙や文法は、この二つが満たされて初めて加点に向かいます。順序が逆ではない、という点が最初の勘所です。
落ちる人の典型——「作り込み」と「答えていない」
二次で崩れる方には、はっきりした共通点があります。
一つは、沈黙を恐れた作り込みです。難しい構文や凝った語彙を準備しすぎて、本番で言葉に詰まり、かえって流れが切れる。採点者には「準備した文を再生しようとして失敗した」と映ります。素朴でも止まらずに筋を通すほうが、評価は安定します。
もう一つは、質問に答えていないこと。質疑では、自分の意見を問われているのに一般論を述べたり、Yes/Noを曖昧にしたまま周辺を語ったりする。内容の良し悪し以前に「設問に応答していない」と判断されます。これは1級でも同じ構造で、英検1級二次試験で「面接ボロボロ」だった方へで詳しく書いたとおり、落ちる原因の多くは英語力でなく「答え方」にあります。
評価される話し方——結論先出し・理由の具体・一貫性
では何を整えればよいか。三つです。
- 結論を先に出す。 質問には、まず立場や答えを一文で示してから理由に入る。採点者が「応答している」と判断できる形を最初に作ります。
- 理由を具体で支える。 「便利だから」で止めず、一つでよいので具体例を添える。抽象のまま積むより、具体が一つあるほうが伝わります。
- 一貫性を保つ。 ナレーションで述べた立場と、質疑での答えがぶれない。短くても筋が通っていることが、流暢さより効きます。
1級二次の流れ・コツ・勉強法はこちらにまとめています。準1級で土台を作り、さらに上を目指す方の地図としてお使いください。
直前2週間の準備設計
二次までの期間は短く、やみくもに話す練習を増やしても安定しません。直前は次の順で設計します。
- 最初の数日:評価項目を頭に入れ、ナレーションと質疑の「型」(結論先出し→理由→具体)を固定する。
- 中盤:本番形式で、止まらずに最後まで言い切る練習を繰り返す。詰まっても言い換えて進む癖をつける。
- 直前:態度(声量・視線・入退室)を整える。内容が同じでも、伝わり方が変わります。
一次の結果発表から二次本番までは時間がありません。発表を待ってからではなく、手応えがあれば発表前から型づくりを始めるのが、準1級でも1級でも安全です。
二次だけでなく、一次を含めた準1級全体の「あと一歩」を採点者の目で埋める考え方は、英検準1級に受からない人へ|採点者がつく専門塾の対策にまとめています。
二次で越えた人たちと、現在地の測り方
二次は、自分の話し方が採点者にどう聞こえているかが、自分では最も見えにくい領域です。だからこそ、外から評価項目の目線で測ることが近道になります。
当校合格された方々が口を揃えるのは、「話せるようになった」ことよりも「答え方・伝え方が変わった」ことです。膨大な練習が支えになったと語る方の声も含め、合格までの過程は合格体験記やこちらにまとめています。
もし今、英検対策の学習に行き詰まりを感じているなら、
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よくある質問(FAQ)
Q. 準1級二次で最も見られているのは何ですか。
ナレーションでの「流れの過不足」と、質疑での「設問への応答」です。語彙・文法はこの二つを満たして初めて加点に向かいます。
Q. 緊張で詰まってしまいます。
凝った表現を準備しすぎないことが対策になります。素朴でも止まらずに筋を通すほうが、評価は安定します。
Q. 何日くらい対策すれば間に合いますか。
期間より「型(結論先出し→理由→具体)」を先に固定することが効きます。短期間でも、型が定まると安定します。
Q. 1級の二次対策とは違いますか。
形式は異なりますが、「設問にまっすぐ答える」「一貫性を保つ」という評価の核は共通です。1級の流れはこちら。
