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1.前回より30点アップ Junichi

Junichi 英検1級2次試験 2017年

「2次試験は60点取れば合格だし、合格率は60-62%程度だから、1次試験(合格率:12-15%程度)よりも楽だ!」と、1次試験通過に6回もかかったことはすっかり忘れて、インターネットから収集した情報と数冊の参考書の利用のみで受験した。結果、発音と文法・語彙の各20点満点中6点(30%)と8点(40%)が大きく足を引っ張り、見事「不合格B」になってしまった。

「次こそは」と思いながらも、日が経つにつれ、「後3回しかない」、「後3回の中で合格出来なかったら、またあの合格率の低い1次試験を受けなければならない。また6回かかるのでは。いや、二度とここまでこられないのでは。」、「合格率は60%だが、1級はいわゆるリピーターが多いので、合格未経験者の合格率は相当低いのではないか。」等と考え、焦り始めた。心を強く持って対策を練った結果、文法や語彙の強化方法は思いついたが、「発音」の強化方法はなかなか思いつかなかった。とりあえず市販の発音矯正本を1冊やったが、「これで十分なのか、未だ不十分なのか」分からず悩んだ。短期の「発音矯正スクール」をネットで調べたが、フィットするものが無かった。結果的に、「ネイティブ講師とF2Fで会話出来る「2次試験対策講座」で発音を矯正するのが一番」と考え、テソーラスハウスの平日夜間コースに通学することにした。しかし、主目的はあくまでも「発音矯正」と考えていたので、通学の前に日本人の先生にカウンセリングを受けさせて頂くことにした。

カウンセリングで、小林学校長に2次試験の結果表を見て頂くと、直ぐに、「「発音」はなかなか直らないから、それが悪い人が合格するのは難しいのよね」とあっさり言われてしまい、愕然とした。しかし、その言葉がバネとなり「だったら、ネイティブの発音をとことん真似してやる!」と決意した。そして、発案・実行したのが、「カタカ発音表による発音矯正」だった。今まで購入した市販教材に附属しているCDを片っ端から聞き直し、聞き取れないところや「自分の発音」と違って発音されている単語を聞いたとおりにカタカナで書き出して、エクセルに入力した。また、テソーラスハウスの講義でも、先生や他の生徒の発音をメモして入力した。その結果、リストはどんどん溜まり、あっという間に500を越え、1,000を越え、そして3ヶ月後の試験当日には何と1,500までになった。作成したリストを分析すると、「自分の発音」が間違っていたことの理由が幾つかのカテゴリーに分類されることが分かった。例えば、colleague(自分の発音:コリーグ)はリーグと、dictator等と同じ、「アクセントが違っていた」というカテゴリーに分類され、allow(自分の発音:アロー)はアウと、mandatory(自分の発音:マンデイトリー、本当はマンダトリー)と同様の「読み方自体も違っていた」というカテゴリーに分類される、等である。作成したリストの単語は、辞書を引いて発音を再度確認し、お風呂で発音練習し、テソーラスハウスで積極的に使用することで実践力を高めた。

そんな地道な努力の甲斐があったからだろう、2回目の2次試験では、発音は14点(70%)に跳ね上がり、他を入れると前回より何と30点アップで合格出来た。今思えば、「発音矯正」に集中したことで、辞書を引く回数が増えた結果、発音のみでなく細部を確認することになり、言葉の使い方やコロケーション等の正確性が増し、全体的に自信がついて早く話せるようになり、沢山話すことで、スピーチや質疑応答がより説得力の増したものになったのだと分析している。

以上、「発音矯正」を主眼において2次試験の準備を進めることで見事合格出来たわけですが、恐らく、テソーラスハウスに通っていなかったら合格出来なかったと思います。それは、自分一人での独学では、①:Practicalなコミュニケーション練習(自分のスピーチや質疑応答について、聞いている相手が本当に納得したかや面白いと思ったかが分かるか否か)が出来ないし、②:アイディアが凝り固まってしまう(「その考えは自分にはないなー」と思った瞬間に幅が広がった感じがします)し、③:モチベーションが維持しにくい(一緒に通学していた方々は色々なバックグランド(経験)を持っているので、話を聞いていて別の人生感が感じられ、また、英検1級合格に対する意気込みの凄さに圧倒されます)し、④:社会人には、しらふ状態で、纏まった試験準備時間が確保出来にくい、からです。

また、小林学校長に試験前日、「Junichiさんはきっと大丈夫」と言って頂いたことで、当日自分の順番を待っている間も「大丈夫、大丈夫。小林先生が大丈夫と言ってくれたのだから、大丈夫。」と言い聞かせて、落ち着くことが出来ました。ありがとうございました。さらに、順番待ちの時には、講師のGraemeやKyle達の授業中の優しい笑顔も出てきて、大きな心の支えになりました。Thanks a lot. もちろん、これらの心強い支えを複数持っていたことも英検1級2次試験合格の秘密ですね!

【追記】この合格体験記では「発音」に主眼を置きましたが、他にも1次試験から分析して編み出した工夫や勝利の方程式がいくつかあります。いつかどこかで、それらについても「1級合格を夢見て、もがいている方々」にお伝え出来ればと思っています。勿論、私の方法は、特定の方にしか有効でないかも知れません。しかし、私は、「私を含めた、働き盛りで時間のない30-40-50代の方達が、Globalizationが加速する世界の中でも活躍して日本の経済状況を改善する、という流れの鍵を握っている」と強く信じており、自分もそこで役立ちたい一心で英検1級にチャレンジしましたので、少しでも私の方法が参考になればと思っています。少々大げさですが、是非、英検1級のチャレンジを通じて、Job Securityが危ぶまれる国際化の荒波の中でも自分自身のEmployabilityを高めつつ、自分にとってかけがえのない人々が住む日本を盛り上げていこうではありませんか!

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