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テソーラスのような学校は初めてでした

林田 朝子 英検1級二次試験 2007年

私は1994年から2000年まで、アメリカ、コロンビア大学の学士、修士課程で文学を学びました。しかし、体調を崩し、学業半ばで帰国しました。うつ病でした。約3年近くは入退院を繰り返し、その期間は、英語を読む、聞く、話すことが全くできませんでした。

一昨年からやっと回復期に入り、近所の塾で英語を教え始めることができました。そこで、今の自分の英語力がどの程度のものなのかを確認したいと思い、英検一級を受験することにしました。

準備もそこそこで1月の一次試験に臨み、なんとか合格できましたが、二次試験は惨敗の43点、不合格Bでした。7月の試験にはなんとか合格したいと思いながらも、何をどう勉強していいのか分からず、インターネットで調べ、テソーラスに出会いました。

テソーラスでは、毎週8つのトピックが与えられ、クラスでは最低2つのスピーチを発表するという授業内容でした。その8つのトピックは全て私の苦手な時事、世界情勢などにかかわる問題で、自分が文学以外はいかに無知であるかを思い知らされる日々でした。そんな私にとってはスピーチを準備するのは決して容易なことではなく、だんだんと体調も悪くなってしまいました。

小林先生にはご迷惑だったでしょうが、そんな状況を聞いていただきました。先生は、一時間以上も私の話を聞いてくださり、「準備はせずとも、身体が動くのであれば、遅刻しても是非クラスに顔を出してください」と励ましてくださいました。そのお言葉で、私は諦めかけていた受験をもう一度頑張ってみようと思いなおしました。

私のスピーチの最大の欠点は、「長すぎる」ということでした。クラスで何度となく指摘されていたのですが、どうしても2分以内で簡潔にまとめることができません。なぜ長くなってしまうのかを考えてみると、それは自分が選んだトピックに対して、明確な主張を持っていないからだということに気がつきました。そこで、苦手の政治、経済、社会などの問題について、新聞や雑誌、テレビなどで集中的に勉強し、自分の意見を明確に持つよう心がけました。知らないことばかりでしたが、調べて行くうちに関心が深まり、とことん調べるよう努めました。また、直前には、「政治問題」に対しては、この意見(憲法問題や日米関係など)、「社会問題」には、この意見(教育法改正やワーキングプアなど)、とうまく使いまわしができるような短いフレーズをまとめておきました。さらに、クラスの直前対策で本番形式をとった練習をしていくうちに、最初に決まったフレーズを言えると後の意見がすらすらと出てくるということに気がつき、本番までに、いくつかのフレーズを暗記しました。おおげさな言い方ですが、「知は力」であり「自信」の泉だと思います。

そして、迎えた本番。テソーラスに通う前はまったく手が出なかった政治の問題を選び、暗記したフレーズを使うことによって、うまくスピーチをまとめられ、結果は予想以上の87点、前回の2倍の点数で合格することができました。

私にとって、英検二次対策は病気との闘いでもありました。合格した今は、挫折を乗り越え、別の夢が見えてきました。私の未来にある灯りが太く明るく燃えあがったような気がしています。

私は渡米前後にいろいろな英語の学校に通う機会がありました。しかし、テソーラスのような学校は初めてでした。小林先生とネイティブの先生方からはスピーチに対する鋭いご指摘や勉強方法のご指導をしていただきました。また、知的好奇心の高いクラスメートめぐり会えたことも私にとっては大きな財産になりました。試験の当日、クラスメートと一緒に試験会場に行けたことで、私の緊張もほぐれました。

最後に、病気の私にとっては、小林先生の気さくなお人柄にどれだけ救われたかはかりしれません。心から感謝しております。

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