合格体験記

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2011年度第一回英検1級2次試験のご報告

田中研一 2011年

日時:2011年7月10日(日) 13:25位~            場所:神田外語学院本館

面接官:男性(外国人/60歳位の感じの良い紳士)、女性(日本人/30~40代の落ち着いた感じの女性)

 計2名

【最初の日常会話】

Q1(男性):住まいは?

A1:武蔵野市に住んでいます。

Q2(男性):職業は?

A2:金融機関に勤務しています。

Q3(男性):趣味は?

A3:読書と音楽鑑賞で、たまにテニスをします。

Q4(男性):どんな種類の音楽が好きですか?

A4:クラシックからジャズです。ロックも好きです。

 

選択したTOPIC : Is free trade beneficial for developing countries? (上から4番目)

【スピーチの内容】

私は自由貿易が途上国に有益だと信じます。

自由貿易が途上国によって非常に重要で有る事を2つの理由で説明したいと思います。

理由1:自由貿易は途上国に雇用機会を創造する。

自由貿易により、先進国が途上国に進出する事で新たな雇用機会が途上国に生じます。雇用機会が増加する事は途上国にとって良い事です。先進国も途上国の安い人件費を利用し安価な製品を作ることができます。

理由2:自由貿易は途上国のインフラを発展させる。

自由貿易によって途上国に進出する先進国は、その国でビジネスをするためにインフラを整備します。大きな道路や橋、水の浄化システムを作る事は途上国にとって非常に有益です。

結論:自由貿易は発展途上国に有益だと信じます。

(話終わった瞬間に2分経過しましたと係員の方がアナウンスが入り、男性面接官が少し驚きながらも、微笑んで私を見ていました)                                    

【Q&A

Q1(男性):途上国の雇用機会の拡大は何故プラスになると思いますか?

(最初の質問をよく覚えていないため記憶の範囲です) 

A1:企業の海外進出が進み、現地の雇用が増加すれば途上国の経済が発展します。先進国は商品を安

く購入できるため、先進国側にも大きなメリットがあります。

Q2(男性):自由貿易のマイナス面はありますか?

A2:自由貿易は19世紀にイギリスの経済学者デビッド・リカードによって導入されました。有効で効率的だと思いますが、全ての理論にはデメリットがあります。行き過ぎた自由貿易は自国の産業を弱めます。中国、インドやバングラデッシュで生産した安い商品が自国に入ってくると国内の産業は大きなダメージを受けます。

Q3(男性):自国の産業を守るためには、どうしたら良いと思いますか?

A3:その場合は政府が対策を取るべきです。それは保護貿易です。自国の産業を守るためには保護貿易制度が必要です。日本も米国もこの政策を取っています。

Q4(女性):具体的にはどのような政策を取りますか?

A4:外国為替と税金です。

Q5(男性):あなたはこの問題に詳しいようですが?

A5:私の専攻は金融と経済です。このトピックが選択肢に含まれていたので、とても嬉しかったです。(面接官の男性は苦笑)。

【面接を終えて】

*前日(土曜日の直前模擬クラス)の帰りに、一緒に駅まで帰った男性の方から(既に合格しており、模擬クラスには試験とは関係なく参加したとの事)、「スピーチの時は腕時計を目立たないように置いて、時間調整をした」と伺ったので、私も鞄の横に時計を置き、時間をチエックしました。最初の理由の説明で丁度1分位要したので、そろそろ二つ目の理由の説明に入ろうとか、考えていました。また、二つ目の説明が終わった時に15秒くらい残っていたので、結論を言う前に、もう少し補足しようと思ったのですが、自然に 「I believe free trade is beneficial for developing countries.」と口から出ていました。そして言い終わった瞬間「2分経過しました」とアナウンスが入りました。出来過ぎ位の偶然でした。

*最初の質問に答え終わった後、男性の面接官が私に向かい親指を立てたグーのポーズを送ってきたので、合格できたのではないかと思いました。

*女性の面接官の方はこのトピックにあまり詳しくなかったのか、殆ど質問せず、男性から促された後、暫く考えてから質問されました。あまり詳しく話せるような雰囲気ではなかったので、「(保護政策は)為替と税金」とだけ答えました。

【反省点】

*自由貿易より経済のグローバル化における途上国の恩恵の説明になってしまいました。

*もう少しスピーチに具体例を入れるべきだったと思いました。

雇用創出⇒ユニクロの中国、バングラデッシュ工場建設とか米国IT産業のインドやフィリピンへのコールセンターの移転。

*オフショアリング(生産、サービス拠点の海外移動)の説明を最初にすべきでした。雇用拡大の意味が理解し易かったと思います。

*同じ単語の繰り返しが多く、Developed countriesをAdvanced countriesにするなど、言換えが必要でした。 また、保護政策の手段はTaxではなくTariffの方が適切でした。

*「このTOPICが有って嬉しかった。」は言う必要が無かったのでは?と思いました。           

【テソーラスハウスに通って良かった事】

*1次試験に未だ合格していなかったのですが、英検協会のHPの英検バーチャル2次試験を見て、1次に合格してから2次試験対策をしても間に合わないと思ったので、思い切って2次スピーチ対策コースを受講する事にしました。テソーラスハウスに決めたのは、HP上の講師紹介を見て、Nativeのハイレベルな授業が受けられると思ったからです。また小林先生から、2次のスピーチの訓練は1次のエッセイ作成に役立つと言われた事も、決め手になりました。

* また、クラスの他の受講生の方から非常に有用なアドバイスを受けた事が非常に大きかったと思っています。1次試験前日:今日、クラスで話したことをそのまま文章にすれば、エッセイは大丈夫だと思う。(1次試験に既に合格されていた方からのアドバイス)2次試験前日:時計を机の上に置いてスピーチの時間を調整すると良い。大きいストップウオッチはだめかもしれないが、腕時計位なら机に置いても大丈夫。(2次試験に既に合格されていたからのアドバイス)

*小林先生や講師の先生方のアドバイスが的確だった事。最初の授業で「意味の無い事を話しても、So what? と言われるだけ。」という小林先生のアドバイスに目が開かれ、常に意味や理由を意識したスピーチや受け答えを心がけるようにしました。またAmanda先生や小林先生から、Q&Aの受け答えがPersuasive、Convincingと言って頂いたのが自信になり、試験本番はQ&Aに自信をもって対応でき、我田引水的に自分の意見を主張する事ができました。

*テソーラスハウスの講師陣は親しみ易い上、高い知性があるため、先生方と議論するのが本当に楽しかったです。

*またクラスの他の生徒の方も、素晴らしい方ばかりだったので、そういう方たちのスピーチを聞いたり、また質問や議論できた事も刺激になりました。

【勉強方法】

*全12回のクラスの初期段階では、事前にスピーチの原稿を書き、ICレコーダーに録音し、学校まで行く途中に自分のスピーチを聞く事を繰り返しました。またクラスの2回のスピーチも必ず録音しました。

  • * 7~8回目のクラスから、事前に原稿を書くことを止め、極力インプロンプト・スピーチに対応できるようにしました。
  • * 後半の段階では、テキストはあまり見ないようにし、話す内容も事前に考えないようにしました。
  • * 英検の試験は、1次試験、2次試験のスピーチ課題とも、世界平和、人間性の回復、経済の健全な発展、格差の問題、テクノロジーの是非、環境問題等での良識を問うテーマが多いため、過去問題や旺文社のテキストを使い傾向や英検の志向を掴む事に努力しました。
  • * また2次試験対策は、トピック毎にキーワード集を作り、このトピックなら、この具体例で対応、と”引き出し”をできるだけ多く作るようにしました。

以下一例です。

トピック・キーワード 具体的キーワード① 具体的キーワート②
 Globalization Job Opportunity Infrastructure
Higher Education Knowledge Scociety Global Competitiveness
Global Walming Renewable Energy Deforestation
Terrorism Religious Conflict Wealth Gap
Information Technology Face Book Business Practice
  • * 二次試験の結果
SHORT SPEECH 24点/30点
INTERACTION 27点/30点
GRAMMAR AND VOCABULARY 18点/20点
PRONUNCIATION  16点/20点
合計 85点/100点

* 私は英検1級によって自分の視野が格段に拡がったと自信を持って言えます。挑戦して本当に良かったと思っています。そして、テソーラスハウスに通わなければ、2次試験には受からなかったと思います。

幅広い分野でのスピーチや議論に最初は苦労しましたが、最後は授業が楽しくなっていました。

改めまして、ご指導頂き深謝します。

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