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自分でスピーチ原稿を作成

井口達彦 英検1級 2011年

今回、2次試験に2回目の挑戦で合格することができました。テソーラスには、直前模擬で4回お世話になりました。自分の経験が少しでも他の方の役に立てればと思い、体験記を書かせていただきました。

 [1回目受験]

1回目の2次試験は、ほとんど準備できずに53点で不合格でした。1次の発表から、ほとんど時間がなく、何をしたら良いかわからず、過去問のスピーチを2つ暗唱できるくらい音読した程度でした。本番ではたどたどしくも何とか沈黙することなくスピーチができたし、Q & A も無難にこなしました。スピーチは15点、Q & Aは18点、文法10点、発音10点の合計53点でした。ネット等の体験記で、スピーチは沈黙しなければ、それなりの点数が取れると聞いていたのですが、やはり構成、内容が大切なのではと感じました。

発音、文法については短期間では向上しないと考え、主にスピーチで点数を上げるための対策を練りました。

 

[対策]

 対策としては大きく4つに分けて取り組みました。

  • ① スピーチ原稿の作成
  • ② スピーチのネタ集め
  • ③ スピーキング力の向上 
  • ④ テソーラスで実践的な練習 です。それぞれについて書いてみます。

 

  • ① スピーチ原稿の作成 について

自分の場合は、やはりスピーチ原稿を書いて良かったと思います。この点については意見が分かれるところですが、自分で原稿を書き、暗唱する(完璧ではなくても)という過程で、しゃべれる表現が身についたと思います。ある程度力があり、即興で英語が出てくる人は原稿を作らず、話すためのネタを集めるだけで良いと思います。自分の場合は、英語の表現が頭に入っていないと話せないと考え、スピーチ原稿を書き、暗唱できるくらい音読しました。

 過去の10年くらいのトピックの中から、自分の意見を言えそうなものを選び、35本くらいのスピーチを書きました。自分の場合は、教育、少子高齢化、医療、文化等を選び、環境、政治、経済等は苦手分野だったので、原稿は書きませんでした。できるだけ短期間で合格したかったので、得意分野だけに絞りました。構成に気をつけました。テーマに対して、Yes, Noの立場をしっかり表明し、それに対して2つのサポートを挙げることでした。サポートの部分は、だらだらと具体例を挙げるのではなく、まず、トピックセンテンスを書き、それに対する理由、具体例を加えるようにしました。

原稿作りで行き詰ったのは、1級のスピーチだから高度な表現を使わなければという思いでした。でも、今の実力で書けることしか話せないと割り切ってから、どんどん原稿を書けるようになりました。準備期間2ヶ月で35本書いたので、約2日に1本のペースです。

 できあがったスピーチはほぼ暗唱し、録音しました。これは効果的でした。本番を意識して、2分間で言い切れるように練習しました。35本全て暗唱しようとしましたが、実際に試験前にスラスラ言えるようにしたのは5本程度です。運が良かったのは、本番で、暗唱していたのとほぼ同じトピックが出たことです。緊張して上手くいえない部分もありましたが、スピーチセクションでは21点もらいました。高度な表現は使っていません。構成を意識して、具体例を挙げたのが良かったのでしょうか。

 

② スピーチのネタ集め

 英字新聞はDaily Yomiuri, Japan Times のインターネット版を利用しました。分野別に集めて、スピーチの具体例に利用したり、使えそうな表現は暗唱したりしました。

 NHKのクローズアップ現代も役立ちました。メモを取りながら視聴し、要点を英語にしてこれも声に出して練習しました。

準備期間が2ヶ月くらいしかなかったので、ネタはあまり集まらなかったのですが、得意な分野(前述、教育、少子高齢化、医療等)に分けて集めました。覚えた表現は、スピーチだけでなく、Q&Aでも使えると思います。

 

③スピーキング力向上

2次試験は、やはり、スピーキングテストなので、音読を取り入れて、なめらかに英語が口から出るようにすることも大切だと思います。スピーチ原稿の音読と合わせて、テソーラス発行の「スピーチの要点」の音読をしました。音読は覚えることが目的ではなく、なめらかに口から英語が出るようになるのに効果的です。さらにベレ出版の「瞬間英作文」がお勧めです。

 

④テソーラスで実践的な練習

本当は、レギュラーコースに通いたかったのですが、群馬県在住のため毎週通うのが大変だと思い、直前模擬講座を4回受講しました。用意したスピーチ原稿と同じトピックはなかったのですが、似たようなトピックがあり、本番さながらの練習はとても効果的でした。

 ネイティブ講師、小林先生からの適切なアドバイスのおかげで、弱点を知り、合格に繋がったと思います。やはり2次試験は独学ではかなりきついと思います。前日の模試では、小林先生から「印象が大切。笑顔で頑張って」という励ましにとても勇気づけられました。

 

[2回目受験]

  2回目の結果は、スピーチ21点、Q & A 18点、文法10点、発音12点 合計61点でした。ぎりぎりの合格でした。1回目より意識したことは、自信を持って(根拠のない自信ですが)笑顔で面接に臨んだこと、はっきり大きな声で話すように心がけたこと(かなりの日本語英語ですが、はっきり話すようにしました)です。発音が2点アップしたのははっきり話したことが良かったのでしょうか。

スピーチのトピックが暗唱していたものとほぼ同じだったという幸運に恵まれての合格で、英語力が前回よりアップしたとは思えません。でも、今回合格できたのは、2ヶ月間、計画をたてて勉強を進めた成果だと感じています。そして、4回だけですが、テソーラスでの模擬試験のおかげと感謝しています。2次対策を迷っている人は、テソーラスハウスはお勧めです。

これに満足することなく、更に英語力の向上を目指していこうと考えています。また、機会があれば、テソーラスのお世話になりたいと思います。ありがとうございました。

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