英検1級スピーチ
19.英検1級2次試験の思わぬ落とし穴
11月英検1級二次試験が近づいてきました。
次の試験が3回目、4回目で土壇場に立っている人も少なくありません。
前回7月の英検1級二次試験の際一生懸命に勉強して万全の態勢で受験したにもかかわらず不合格になった方々の落胆を目の当たりにしたときは慰めの言葉もありませんでした。
何故自分が合格できないのか理由がわからず希望を失っている方もいました。
スピーチの内容、構成はよい出来にもかかわらず不合格になった理由のひとつに考えられることはAttitude, 発音に問題がある場合があります。
声が低い、アイコンタクトが取れてない、極度の緊張感のために無表情、話が途切れがちになる。相手に向き合うことを忘れて自分の中に閉じこもってしまって、面接官とのコミュニケーションが取れない。
このような社交性に欠ける傾向の人は、従事している仕事が例えばエンジニア、会計士、研究開発者の方々に顕著に見られるようです。
反対に、教師、企業の営業担当者、テレビのプロデューサー等は人前で話すことに慣れているので、自然な態度で物怖じすることなく人前で話すことがお出来になる方が多いようです。
人前で話すことが苦手な人は、自分が社交的でないということを意識し改善しようと努力することが大切です。社交性は訓練すれば身につきます。機会を見つけて日本人、外国人にかかわらず自分から積極的に話しかけ、人と話す楽しみを覚えることが何より大切です。
もうひとつ、発音、アクセント、抑揚の得点が低かった方はいませんか。
当校テソーラスの生徒さんの中にも、ロジック、背景知識、語彙はハイレベルの実力がありながら、発音の得点が低いために不合格になった方が数名います。発音、アクセントで大切なことはネイティブに通じる正しい発音、アクセントで話しているかどうかです。もう一度検証してみましょう。
ネイティブの面接官に理解してもらえない発音は、致命傷です。
独学で英語学習をされた方は、自分の発音が何故ネイティブに通じないのか客観的に指摘を受けることが大切です。
日本語の話し方と同じく抑揚がない、平坦、単調な英語の話し方をしていると指摘された方は、英文のテープを聴きながら
シャドーイング、あるいは音読を繰り返し練習することが効果的です。
英検1級二次試験、次回こそ合格を勝ち取ってください!