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英検1級2次試験に驚きの高得点(97点)で突破できました!

ロールズ美英 英検1級二次試験 2010年

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日本英語検定協会より「優良賞」を授与されました!

おかげさまで、この度、英検1級2次試験、初受験であるにも関わらず、セクション1(Short Speech)(30点中27点)、セクション2(Interaction)(満点)、セクション3(Grammar and Vocabulary)(満点)、セクション4 (Pronunciation)(満点)という、100点満点中97点という高得点で合格することができました。ただ合格するだけでも嬉しいのに、この高得点は自分でも驚きであり、2重の喜びをかみしめています。

 

自分のバックグラウンド

 私にとって、この2次試験の受験は今回が初めてでしたが、現在、3歳の息子を抱え、第二子を妊娠中(現在:8ヶ月、受験時:7ヶ月)であり、1年間の免除期間内に出産と育児の期間がかぶってしまうため、今回の受験に落ちたらもうその後の受験は無理というのは目に見えていました。したがって、免除期間内に再受験するというオプションは自分にはなく、もしここで不合格になったら、1次試験からやり直す覚悟はありました。でも、これまでの努力を無駄にするようなことは絶対に避けたい、今回で何が何でも合格したい!合格するぞ!というまさに背水の陣で臨むような気迫、そして高い必要性のレベルがあったように思います。

 また英語系の経歴としては、翻訳・通訳関係の仕事に10年程従事しており、仕事で海外に2年程滞在したことがあり、夫が外国人(ニュージーランド人)であるため、家でも英語を使う環境にはあります。ところが、スピーチとなると、通訳とも普通の日常会話とも全く異なるのです。翻訳も通訳も、言語の違う人たちの間に入って自分の意見を差し挟まずに正確に伝える作業であるため、どちらかというと、自分で論理的に話すという能力は要されません。そして、夫や夫の家族たちや外国人の友人たちとの会話もあくまでおしゃべりであり、スピーチではないのです。そのため、英語の素地はある程度あるものの、どうすればスピーチができるようになるのか見当がつかない状態にあったわけです。

 2次試験の勉強法が分からない!

 1次試験は何とか独学で乗り切り、参考書を解いたり、家事や育児中の隙間時間にPodcastで愛用nanoにダウンロードしたABC、CNN、NHK Worldなどのニュースを聞き続けたりして(ちなみに2次試験準備期間中もこの作業は継続しました)、見事、合格!「やったー!」と喜ぶも、つかの間、10分後には、「じゃあ、2次はどうやって勉強すればいいの?」と全く途方に暮れてしまいました。英検のホームページに掲載されているモデルスピーチを聞いて、「こんなの私が言えるわけがない・・・」と完全にへこんでしまいました。

 本当にネタ集めがそんなに重要なのか?

 1次試験用の参考書は山ほどあるのに、それに比較すると2次試験用のものは本当に少なく、2次試験まであと2週間しかないという状況の中、インターネットで1級の2次突破者たちのブログを読んだり、参考書探したりするのに2日くらいかけていたと思います。本当はこんなことをしているヒマなんかないのにと心の中では大変焦りつつも、良い教材選びはとても大切なことは痛感していたので、この作業も無駄ではないと言い聞かせながら、教材や勉強法などを模索し続けました。

 ネット探ししているうちに、いろんな人のブログの中で頻繁に見かけたのが、トピックで話すネタ集めの重要性でした。確かに一理ありますが、私にとって、それは疑問でした。なぜなら、ネタ集めに走ったところで、本当にスピーチができるようになるのか疑問だったし、そもそも2次試験はネタや博学を披露するものではなく、英語のスピーチの能力のテストであるからです。

 2次受験まで2週間を切ったところで、テソーラスハウスを発見!

 そうこうしているうちに、合格者たちのブログで勧めていたテソーラスハウスが目に留まりました。そして、実際テソーラスハウスのホームページを見ているうちに、ここなら、無駄なく的確な指導が受けられるような予感がしたので、自分の直感を信じることに決め、私は英検1級二次の専門校テソーラスハウスの英検1級二次直前模擬クラスを4回申し込み受講開始しました。

 目から鱗!

 最初が少し出遅れたため、テソーラスハウスで初めて受講した時は、二次試験日の10日前にあたる2月11日でした。初めて受けた授業で、ネイティブの先生が、「ネタ集めに走り、書面での準備に没頭してしまった人は2次試験に落ちている。2次試験は英語のスピーチ能力テストであるから、とにかくたくさん話す練習をすること。誰かに聞いてもらうのもいいし、ICレコーダーに自分のスピーチを入れるのも良い方法だ。」とおっしゃっており、私の考えとまさに合致するもので、2次試験勉強法に対する自分の持っていた疑問が解けたような気がしました。

 後は前進、そして実践のみ!

 早速テソーラスハウスの「想定問答集」と「時事用語集」を購入し、その日から、主にそれらの教材を使用して、ひたすらICレコーダーに自分のスピーチをいくつも吹き込みました。そして、英語がネイティブである夫に毎日30分くらい夕食後に時間を割いてもらい、帰宅後にレコーダーに吹き込んだスピーチをチェックしてもらったり、「想定問答集」についているトピックカードを使い、夫に面接官になってもらったりし、模擬試験も家で実践しました。自分の例証やポイントを甘く感じたところは、後にネットで情報を調べ、裏をきちんと取るようにしました。そして、エクセルで自分用の用語集を作り、長年、私が使用し勉強法のベースとなっている、L. ロン ハバード氏の「勉強の技術(Study Technology)」を適用し、鍵となる単語についてはきちんと調べ、クリアーにし、口頭で使える状態にし、蓄積していきました。

 テソーラスハウスの良さとすごさ!

 まず、非常に優秀な講師陣が揃っていることです。彼らのシャープな指摘ポイントには毎回、大いに刺激を受けました。また、2次試験は一人約10分と短い試験ですが、その時間内の有効な使い方、スピーチの組み立て方、時間の配分法、パフォーマンスの仕方を丁寧に教えてくださいました。

 最初の方は、私のスピーチに関するフィードバックは英語に関することよりも、話し方や態度についてでした。「声が小さいから、200%ボリュームを上げて!」、「自信がなさげだから、もっと自信を持って堂々と話して!」、「スピーチ中に体がフラフラ揺れてたから揺らさずに」、「下を向かずに、ちゃんとアイコンタクトを忘れずに!」といった感じでした。注意される度に、いちいち、「え!」と驚いていました。なぜなら、自分では気づかないポイントだからです。耳には痛いですが、ひとつひとつありがたく受け止め、自分の中にどんどん吸収するようにしていきました。

そして、もちろん、スピーチの内容や質疑応答に対する鋭い指摘も頂きました。

テソーラスハウスでの重要な学びは以下の2点です。

  1. 一度打ち出した自分の意見は、どんなに矛盾を突かれても、首尾一貫して貫き通すこと
  2. 自分の意見を打ち出した後は、きちんと相手を納得させることのできる論拠・根拠(supporting materials)を提示すること

 試験当日!

 もともと妊娠中ということもあり、常に疲れやすく、めまいもあり、体調は不安定ではありましたが、それに輪をかけるかのように、試験前日は緊張してしまい、3時間くらいしか眠れませんでした。試験会場に向かう時、「あー、せっかく頑張ったのに、こんな体調じゃもうダメだ・・・」と弱音を吐いていると、夫が「たったの10分なんだから、何とかなるよ!頑張れ!」と渇を入れられた(?)ことで、気持ちがハッと切り替わり、体調の悪さや睡眠不足はとりあえず忘れることにして、受験会場に向かいました。

 いよいよ本番!

 スピーチ前の雑談

 名前を呼ばれて、面接官の待っている部屋に入りました。

まず質問されたのが、私の苗字、「ロールズ」の発音についてでした。ネイティブの面接官の方が、何度か慎重に私の名前を呼び、「この発音でいいの?」と念を押され、何だかおかしくなって噴き出して笑ってしまい、いつの間にか緊張もほぐれていました。そして、本当に珍しいと思われたのか、その名前の意味まで聞かれましたが、幸い、夫が昔「イギリスにある丘の名前らしい」と言っていたことを思い出したため、きちんと答えることができました。

 名前もさることながら、大きなお腹をした妊婦の受験も珍しく思われたらしく、やはりお腹のことについても聞かれました。これは想定内でしたし、家やテソーラスハウスでの練習でもやってきたことだったので、近々産まれくる二人目のベイビーについて楽しく会話をすることができました。

 そして、ここで気づいたのが、このネイティブの面接官の英語が非常に早口であるということです。ここ最近耳にしたどの外国人の英語よりも早口でした。そして日本人の面接官の方の英語も、普通よりもやや早めのスピードでした。これは完全に想定外でした。ですが、とにかくここでの心構えとして、聞き返すことのないよう全身全霊で集中しよう、と決めました。

 スピーチ&質疑応答

 早速、スピーチの時間が始まり、ドキドキしながらトピックを裏返しました。

自分の比較的得意な分野である、IT系や教育系のトピックがありませんでした。5つの中でどれもピンとくるものがありませんでした。強いて選ぶなら、「政府は、科学的調査に対し、優先順位を置いて、投資するべきか?」といった内容のトピック、その一つしかありませんでした。政治系も科学系も得意ではありません。でも、もう後戻りできないため、腹をくくってスピーチの構成に時間を割くことにしました。

 私の意見は、「イエス」であり、「投資すべき」でした。
結局、きちんと学校で習ったとおりに、2分内に、

導入→ ポイント1→ 例証1→ ポイント2→ 例証2→ 結論

の順で、各要素を織り込んで話すことができたと思います。その後の質疑応答では、

1.「では、スーパーコンピュータへの予算削減に対して、あなたは反対なのか?」

2.「では、削減すべき予算は何だと思うか?」

などといったことを主に聞かれましたが、学校で習ったように、そのまま答えをポンというだけでなく、きちんとその答えをサポートし、かつ面接官を納得させることのできる理由をつけて答えました。

 1については、私の答えは、もちろん、反対。これは蓮舫氏の発言で話題になった事業仕分けの時では、私も興味をもってそのニュースを見ていましたし、それに対する海外のメディアの反応も少しインプットしていたので、十分な論拠を提示して答えることができたと思います。2については、「宇宙開発」と答えました。同じ科学的調査の分野であるにも関わらず、ちょっと矛盾するように感じるかもしれませんが、ここでの論拠として、「スペースシャトル一機を製作(開発費は含まない)するのに約2000億円かかるから、それよりもより現実的な問題を解決する調査に投資をすべきだと思う」という理由を挙げて答えました。

 終了!

 そして、あっという間に終了。笑顔でお礼を言って、退室しました。やることはやりきったという気持ちでした。ここまで、実力を出し切れたのは、実践方法をとことん教授してくださったテソーラスハウスの優秀な講師陣の方々のおかげです。小林先生はじめ、Lauren Richardson先生、Simon Christopher先生、Justin Ross先生、Li Mengyu先生の質の高いご指導に対し、心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました!

追記:

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後日、日本英語検定協会様より、

「・・・(略)さて、日本英語検定協会主催・平成21年度実用英語技能検定においてあなた様が収められた成績が、成績優秀者選考委員会で特に優れたものと認められ、表記の賞をお贈りすることに決定いたしました。その栄誉を祝福いたしますとともに、日頃のご精進に深く敬意を表します。つきましては、本日、賞状をお送りさせていただきました。今後ともご自愛の上、一層のご勉励をご期待申し上げます(略)・・・財団法人日本英語検定協会」

という書簡付きで、添付の通り、「優良賞」の賞状をありがたく授与頂きました。
感無量です。これからも、この賞に恥じることのないよう、頑張っていきたいです。
ここまで私のレベルを押し上げていただいたテソーラスの先生方に再度、お礼申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました!

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